前々から色々と問題になっていたソーシャルゲームでの課金ガチャですが、2012年5月5日のこどもの日に消費者庁から中止要請なるものが出そう、というもの
え?どういうこと?ソーシャルゲームがなくなるの?
一瞬そう思えなくもないのですが、なにやら「コンプガチャ」と呼ばれるサービス内容に問題があるようで、ガチャ全体の規制ではないもようです。
ソーシャルゲームへの「コンプガチャ規制関連」のメモ
http://blogos.com/article/38399/
慌てて記事を書き出したわけですが、どうやら5月5日の読売新聞が出したニュースの中で「そろそろ消費者庁が措置命令を出す」ということが書かれていて、5月5日に消費者庁から公式発表があったわけではないみたいですね。
今回の件に関して、景品表示法の解釈など小難しいことは上記リンクでお勉強してみてください。このブログでは、そんな小難しい法律論などできません。
コンプガチャのみ規制対象か?
どうやら通常のガチャには関係ないようです。コンプリートガチャ(コンプガチャ)とは、指定された数枚から数十枚のカードをコンプリートすればさらにもう一枚別カードをプレゼントととしもらえるものです。ただ、指定されたカード以外にも大量のノーマルカードが入っているので、単純に10枚集めればもらえる→1/10というわけではありません。
ためしにカードコンプシミュレーターとやらに数字を入れてみました。これはコンプガチャの確立計算機のようなものです。http://49.212.5.128/compsim/
パチンコ:法規制あり、1/400までの確率に設定してもいい
ガチャ:法規制なし
確率操作
パチンコ:通称遠隔、検挙された店舗もあり
ガチャ:法規制なし
換金性
パチンコ:三点方式、グレーであるが換金可能
ガチャ:RMTで実質換金可能、法規制なし
未成年保護
パチンコ:18歳以上でないと遊技場に出入りできない、時間制限あり
ガチャ:関係なし
つまり、パチンコ業界と同じようなシステムで営業しているにもかかわらず、換金から確率まで法規制がなく、クリーンな会社として上場している点に問題(嫉妬)があるような気がします。
パチンコと同様に確率等の制限をきちんと整備して存続していくのか、賭博完全排除の方向でパチンコもろとも消え去っていくのかはわかりませんが、今後コンプガチャのみでなく通常ガチャも規制対象に入ってくることは誰しも予想していることなのではないでしょうか。
パチンコの内情など知る由もないので、どんな感じかわかりませんが
あくまでグレーの範囲内でやっていることにしないと、法律でRMTにしても三点方式にしても合法にしてしまえば博打サービスが合法ってことになりますので、さまざまな賭博システムが出てくるでしょう。
新しい健全なサービスによって売り上げが確保できるなら別に構わないと思いますよ。月額課金にしても「どれだけ強いカードを持っているか」「どれだけレアなカードを持っているか」の差別化がプレイ時間もしくは運のみだったら会員なんて逃げ出すでしょうし、射幸心をあおれば規制されるだろうし、おとなしく全国のトイザラスにカードガチャを設置すればいいと思うのですけどね。
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お、おそろしい。この確立というものはパチンコ業界のように法整備されているわけでもなく、出現確率5%(No8とNo7はその50%でGET)という甘い仕様にしても87000円もの大金が必要になってきます。
確率を1%に設定して試したスクショも貼り付けたかったのですが、残念ながら50万円を突破してもなおコンプリートできていないため諦めました。記事を書き終えるまでにコンプリートできたら貼り付けようと思います。
ここで注目したいのが、No7とNo8のみ出現率が違うということです。10%の確率で5枚まで集めさせたあとに、0.1%にして地獄を見せることも可能なわけです。日本人のコンプ魂をうまく扱った商売だと思っている人もいるみたいですが、まるで遠隔システム完備の賭博場みたいですね。
通常ガチャはいいのか?
通常ガチャよりもコンプガチャのほうが、確率操作の問題からも危険なのは理解できます。しかし、コンプガチャが規制されても0.0001%で出現するカードを入れるだけで、コンプガチャをしていた人たちは現金を突っ込み続けるのは明白なわけです。そして、0.0001%で手に入る最強カードなわけですから
RMT(オークション等)などで販売すれば数十万で売れる
↓
10万円くらい突っ込んでもいいか
こういう考え方になってきてしまうわけです。コンプガチャも「コンプしたレアカードを売ればいいか」こんな考えで突っ込んでるユーザーが多いわけですからね。
パチンコとの違い
日本では賭博が違法とされていますので、玉を入れて大当たりを楽しむパチンコとの比較をしてみようと思います。
あたり確率
ガチャ:法規制なし
確率操作
パチンコ:通称遠隔、検挙された店舗もあり
ガチャ:法規制なし
換金性
パチンコ:三点方式、グレーであるが換金可能
ガチャ:RMTで実質換金可能、法規制なし
未成年保護
パチンコ:18歳以上でないと遊技場に出入りできない、時間制限あり
ガチャ:関係なし
つまり、パチンコ業界と同じようなシステムで営業しているにもかかわらず、換金から確率まで法規制がなく、クリーンな会社として上場している点に問題(嫉妬)があるような気がします。
パチンコと同様に確率等の制限をきちんと整備して存続していくのか、賭博完全排除の方向でパチンコもろとも消え去っていくのかはわかりませんが、今後コンプガチャのみでなく通常ガチャも規制対象に入ってくることは誰しも予想していることなのではないでしょうか。
生き残るためになにをするのか
パチンコの内情など知る由もないので、どんな感じかわかりませんが
- 関連会社の役員に天下り受け入れ
- 開発会社の役員に天下り受け入れ
- システムのリリース時に天下り機関での検定、仕様変更時に再度検定、随時
- 公的RMTオークションを創設、天下り役員を受け入れ
こんな感じですかね?関連会社はすでにやっているでしょうし、開発会社に受け入れる力があるのかどうか、今後は資金等でクリアした会社のみ開発に関われるようになるのでしょうか。それとも関連会社での受け入れや検定代などの上納金は支払ってやるから、売り上げ配分のパーセンテージあげるからな。って感じになったりして。
公的RMTオークションを開くのは簡単だったとしても、外部オークションにて取引が行われる可能性は否定できません。手数料などを取らないと上納金が支払えないわけですし、法律で運営会社以外がRMTしてはいけませんよーなんてしないとちょっとむずかしいですね。そうしたらきっと「パチンコ業界の換金も運営会社が行うから合法にしろー」と叫ばれるんでしょうけど。
あくまでグレーの範囲内でやっていることにしないと、法律でRMTにしても三点方式にしても合法にしてしまえば博打サービスが合法ってことになりますので、さまざまな賭博システムが出てくるでしょう。
新しい健全なサービスによって売り上げが確保できるなら別に構わないと思いますよ。月額課金にしても「どれだけ強いカードを持っているか」「どれだけレアなカードを持っているか」の差別化がプレイ時間もしくは運のみだったら会員なんて逃げ出すでしょうし、射幸心をあおれば規制されるだろうし、おとなしく全国のトイザラスにカードガチャを設置すればいいと思うのですけどね。
今日のまとめ
おそろしい。
このブログってたつみが書いてるんか?
返信削除週刊文春とかにのってそう
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