【吉川一樹】安倍内閣は19日、悪徳商法などの被害回復をめざして特定の消費者団体が被害者に代わって集団訴訟を起こせるようにする「消費者裁判手続き特例法」案を閣議決定した。今国会で成立すれば 2016年に施行される見通し。経団連をはじめとする経済界の強い反発を受けて、施行前のトラブルは適用対象から外す など、抑制的な内容になった 。
引用http://www.asahi.com/politics/update/0419/TKY201304190065.html
ついにきましたね。前々からなかったのが不思議な感じだったのですが、経団連のお偉いさん方たちの強い反発があったんですね 。
今までは悪徳商法などに関するトラブルが起こったとしても、それをやめるように差し止め請求ができただけでしたが、今後は被害者相談が多くなれば集団訴訟を代行してくれるということですので、一人で泣き寝入りしてきた方々も救われるということでしょうか。
つい先日不動産仲介業を営んでいるFC展開で有名なアパマンショップとトラブルを起こしました。
大家さんは入居を凄く急いでいる方で、最終の締め切りが内覧当日の正午まででした。
ただ、不動産屋の営業マンがそれを私たちに伝えてなかったわけです。
知らない私たちは内覧時間を12時と指定し、営業マンもそれでいいと言ったわけですから締め切り時刻を知る術などありません。
締め切りが正午までとしらない私は、内覧終了後に「物件の青図をくれ」「ここを補修したい」などと要望を伝えたわけです。
最終締め切りに遅れているのに要望を伝えるなんて非常識にもほどがありますよね。ただ、保証会社や保証人などの審査もクリアしていましたし、5月1日から入居してほしいという大家の要望も飲んでいましたので、私たちは安心していました。もう物件は決まっているんだと。
「もし要望が通らなくても自分たちでお金をだして直すから」
不動産屋の営業マンにはそう伝えていたわけです。もし大家側が補修をしぶっても大丈夫ですよと、自分たちで直しますよと。
その時は、まさかその後に契約できなくなるとは知りませんでした。
不動産屋の営業マンから電話があったのが16時前です。「大家がややこしいから契約はやめておいた方がいい。補修の件を伝えたら”そんなややこしい客はいらない”と言われたからもう契約は諦めてくれ」そう言われました。
私は契約するつもりしかなかったわけですから、青天の霹靂とはこのとこでしょうか。
ドアの建付けは直してもらえるのか、サッシを自分たちで交換してもいいのか、駐車場が丸裸だが、コンクリートで舗装してもいいのか
これらの要望は無理難題だったのでしょうか。ややこしい客だと判断されてしまうほどのことだったのでしょうか。無理なら自分たちでお金を出して直すとまでいっているのに。
「古いサッシを自腹で交換したいとか大家大喜びやろ」
そんな感じでしたからね。
結果として、正午の締め切りを過ぎても大家さんは待っていてくれました。16時を最終締め切りとして譲歩してくれたわけです。ただ、それが不動産屋の営業マンから私たちの耳に入ったのは18時を過ぎてからでした。
「お客さんが要望を出すから大家が怒って契約は無くなった」
アパマンショップの店員はこの一点張りでした。
「そんなことあるわけないだろ!どういうふうに伝えたんだ」
引っ越しの段取りまでして今住んでいるマンションの退去申し込までしているのに、そんな理由で断られたなんて納得できません。言い訳に終始していたアパマンショップの店長が、最終的には
「正午の締め切りがあり、16時の締め切りもあった。それを過ぎていた」
そう認めたわけです。これが内覧当日の18時過ぎでした。
その後は店長を直接呼び出して、経緯を説明させたりFCオーナーに直接電話して解決してもらえるようになったわけです。
トラブルはあったけど、これで一安心。FC加盟店とはいえ、不動産屋の社長が動いてくれるんだからなんとかなるだろう。社員の不手際をカバーするくらいの器量はあるだろう。そう思っていました。
残念ながらただのおっさんだったわけです。
「時間時間って言いますけどね(苦笑)そんな時間すぎても関係ないですから、最終的に色々要望を言われて家主がへそをまげたことが原因です」
そりゃね、締め切りの時刻を過ぎても「青図くれー」「建付けどないなっとんじゃー」なんて言っている借主は私も嫌ですよ。
借りるか借りないのか、YES or NOを聞いているのに今更物件に関してどうのこうの言ってくる奴なんてそりゃ契約したくなくなりますよ。
伝え方がおかしかったんじゃないかと私が言うと
「一般的なことですから、あれだけの内容を伝えただけでへそをまげる大家がどうかとおもうんです。」
大家側の管理会社に出向いた際にどう伝わっていたのか聞いたときには
「メモ帳に全部書かれてましたよー細かいなぁと思いました」
16時に営業マンから”断れ”と言ってきたのはどういう考えだったのか
「それまでのやり取りでややこしい大家だと思ってたのでそう言いました」
ややこしいと判断していた大家になぜ”一般的な要望”を”社長がメモ帳を見て細かいなぁ”と思えるような形で伝えようと判断したのか。
「揚げ足取りはやめてくださいよ(苦笑)」
話になりません。
締め切り時刻を二回も過ぎているのに”一般的な要望”であれど伝えたらそりゃ”ややこしい客”だと判断されても仕方ありません。営業マンが私たちにも、そして大家にもその事実を伝えていなかったことに対して怒っているのに
「時間を過ぎたことは一切関係ありません。大家がへそをまげた、それだけです。よくある話なんです。」
私を紹介してくれた人も営業マンとは4年以上の付き合いがあったらしく、最後に営業マンにこう聞きました。
「大家がおかしなひとでした。なので今回は契約できなくなりましたが、こちらには非がありません。大家がおかしかったんです。よくある話なんです。そういう結論でよろしいんですか?紹介者とは今までも様々な付き合いがあったと思いますし、仕事の面でもお世話してお世話されての関係だったと思います。ただ、このような形で今回の件を良しとするならば、お分かりになると思いますが今後の付き合いなどは一切なくなると思います。それでもこういった形の結論でよかったですか?」
営業マンは無言でした。
組織の中で決定された結論には逆らえないのかもしれません。保身を図るのは当然のことなのかもしれません。イチ営業マンが全面的に非を認めてしまえば会社として大きな損失となることくらい理解していますからね。
ただ、紹介者は悲しんでいました。
それだけです。
話がだいぶそれましたが、トラブルというのはどこの誰にでも起こりうることです。相手が譲歩するか自分が譲歩するかにもよりますが、泣き寝入りして良しなんてことがあってはいけません。
悲しいおもいをしないように気持ちよく過ごしたいものですね。
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